まずは、良い環境で。
ダンジョンキーパー2の最低動作環境は
・Intel MMX Pentium200MHz以上
・メモリ32MB以上(64MB以上推奨)
・3Dグラフィックアクセラレータ(ただし公式ウェブサイトによると必須ではない)
と、なっています。
実際にこの環境ではどうなるでしょうか。
結論から言うと「ストレスが溜まるだけ」と言えるでしょう。
私はノートPCを所有していますが、一応それでもダンジョンキーパー2は作動します。
スペックは
・Intel Mobile Celeron300MHz
・メモリ128MB
・ビデオ:NeoMagic MagicGraph 128XD ビデオメモリ2MB
・サウンド:MaestroWaveSynth
です。最低動作環境よりは随分ましのはずですが、
このビデオカードが3Dグラフィックアクセラレータでないという点で、
かなりストレスが溜まります。
画面移動はガクガク、画面の解像度は640*480が限界です。
いつもなら1024*768の快適大画面を提供してくれるノートPCも
3Dゲームとなると、途端に性能がダウンします。
640*480でのダンジョンキーパーというのはかなり厳しいものがあります。
さらに悪いことに、このサウンドボードがDKと相性が悪いのか音が割れます。
割れるどころか、不快なハウリング音まで起きる始末。
この状態では対戦相手に勝つどころの騒ぎじゃありません。
実際、音が割れるのでボリュームを0にしたところ、
ダンジョンハートを攻められていたのに気づかず、
手につかみかけた勝利を逃したことがあります。
さて、もう一つデスクトップ機ですが、
・Intel PentiumII 350MHz
・メモリ192MB
・ビデオ:nVIDIA RIVA128zx ビデオメモリ8MB
・サウンド:Creative SoundBlaster PCI
と一応四世代前ではありますが3Dグラフィックアクセラレータを装備したPCです。
(ちなみにnVIDIA社の場合、現時点での最新がGeForce2 GTS、その前はGeForce256、
その前がRIVA TNT2、その前がRIVA TNT、更にその前の世代がRIVA 128となります)
これだとどうなるでしょうか。
画面表示は1024*768が可能です。画面の移動も若干の遅さは感じるものの
ノートPCほどではありません。
更に友人のデスクトップ機では
・Intel PentiumIII 500MHz(Katmai Core)
・メモリ128MB
・ビデオ:Voodoo3 ビデオメモリ16MB
のマシンがありますが、そこでのダンジョンキーパーの動作は
かなりの快適さです。
グラフィックアクセラレータも一世代前のものとあって、
画面の移動も早く、インプなどのクリーチャーの動きも細かく、
動く画面を見て「こんなに快適に動くものだったんだ…」と驚きました。
ダンジョンキーパーはハードウェア的にはかなりの負担を強いるゲームです。
出来るだけハイスペックなマシンで対戦に臨むのが良いでしょう。
快適な動作はそれだけゲームに集中できます。
不快な動作や音割れに神経を取られることもありません。
シングルプレイならまだ良いです。
CPU相手にそこまで気を使わなくても勝てますしね。
どうしても駄目ならいったんセーブするということも出来ますし。
ハードウェアの改良には結構な金額がかかります。
簡単に出来ることではありませんけどね。